タイプ分類でもっとも正確で奥深いであろう「体癖(たいへき)」についてまとめました。
- 「体癖」とはどういうものか興味がある。
- 体癖診断・チェックの見方について知りたい。
- 自分がどういう資質を持って、どう生きれば自分の持ち味を活かせるか知りたい。
- なるべく幅広くいろんな人間を理解できるようになりたい。
人間の根本的な違いは、「無意識的な物事の感じ方のクセ」から来ています。それによって、行動の基準や価値観も変わってくるのです。体癖を知るとそれが分かります。
ふつうの性格診断では、なかなかそこまでは分かりません。またエネルギーの発散の仕方も「体癖」の違いによって全く変わってきますし、自分がどういう資質を持って何に向いているかの大きなヒントにもなります。
ここでは体癖の大まかな説明と、その診断・チェックポイントについて、なるべく分かりやすくまとめました。
また、見た目のイメージ、性質をつかみやすくするために、歴史上の偉人・有名人についても、その体癖を独断で測定し記載しています(^_^メ)
*「進撃の巨人」のキャラ体癖診断は、新キャラ加えてこちらにまとめました(姉妹サイトに飛びます)。
目次
体癖とは
体癖は、持って生まれた気質・感受性・行動の個性を、身体運動の傾向(クセ)を起点に10のタイプに分類したものです。
体癖の特徴は、性格や行動パターンだけでなく、物事の受けとり方(感受性)のクセ、身体的な特徴、運動傾向まで幅広くカバーしていることです。また、それを骨盤や腰椎の運動特性から一貫して説明しています。
野口晴哉(はるちか)という野口整体を創始した整体の大家が自らの整体の施術の中でまとめたものです(私は整体については詳しくありませんが)。
なお、体癖の見方の背景には次のような人間観があります。
人間に限らず、生きているものには「要求」がある。この要求の源は、成長・繁殖の欲求、自由行動の欲求である。・・意識でやってるように見える人間の行動の裏には、必ずこの体の中にある要求の力があると見ます。
人間の感受性は要求の方向によって左右される。例えば、空腹になると食べ物の匂いに敏感になる、など。そして、体の構造が異なると、この要求や感受性も大きく異なってくる。・・この人間の「体からくる要求・感受性の個人差」を調べる中でできたのが、体癖という見方です。
(「体癖」の原著といってよい本。癖はありますが、かなりおもしろいと思います。)
ちなみに、私見では体癖は「遺伝とは全く関係ない」持って生まれた資質であると考えています(性格は遺伝+環境によってのみ作られる、ものとは違うでしょう)。
実際、親子で見ても相関関係はないように思います(たまたま同じはありますが)。なので、親子でも感受性のタイプは違うことのほうが多いということです。
体癖一覧
体癖(運動特性) | 発散系(能動) | 圧縮系(受身) | 感受性の中心 | よく使う腰椎 |
---|---|---|---|---|
頭脳(上下)型 | 1種 | 2種 | 評価 | 1番 |
消化器(左右)型 | 3種 | 4種 | 感情 | 2番 |
呼吸器(前後)型 | 5種 | 6種 | 利害得失 | 5番 |
泌尿器(捻れ)型 | 7種 | 8種 | 勝ち負け | 3番 |
生殖器(開閉)型 | 9種 | 10種 | 愛憎 | 4番 |
- 発散系(奇数体癖)・・・日常の行動の中で、自分が何かに集中することでエネルギーを発散しやすいタイプ。
- 圧縮系(偶数体癖)・・・日常の行動の中では発散しにくく、エネルギーがこもりやすいタイプ。しかし、環境や周りの反応などぴったりくる外的要因に出会うと一気に発散する(外的要因に依存しやすい傾向)。
体癖診断・チェックの仕方
個人の体癖は、基本的にメイン体癖+サブ体癖で見ると分かりやすい。そして、同じ型の中の2つは同居しません(例えば、同じ頭脳型なのでメイン1種サブ2種はあり得ない)。
一人の人間にはいくつもの感受性のパターンが同居していますが、その中でどの部分が一番強いかでタイプを見ていきます。ポイントは体格の特徴にはこだわりすぎないこと。
タイプ分類全般に言えることですが、体癖もあくまで、その人の傾向の一部を示すものです。他人も自分も決めつけすぎず、人間の多様性を知り、長所をうまく利用する参考にしてください。
それでは、自分がどの体癖に当てはまりそうか考えながら見てみてください。ただし、自分が「かっこいい」と思うのが入ってるとは限りません(^。^)。お気をつけて。
各体癖の説明・チェックポイント
頭脳[上下]型
毀誉褒貶(きよほうへん)ーほめることとけなすこと、世間の評判ーが感受性の中心。頭にエネルギーが集中しやすく、疲れが首に出やすい。眠りが浅く、長時間の眠りが必要な人が多い。首が長いか太く、首そのものの印象が強い感じ。とくに1種の人は、体質的に太らない人が多く、全体的に細長い印象。服装は地味なものを好むことが多い。
[1種(ブレインタイプ)]
- 何事も頭で論理的に整理、理解しようとする
- 公平、平等、ルールを大切に思う
- 高いところから世界を俯瞰(ふかん)するような視点を持つ
- 新しいことを考えるのが好き
- よく長い寝言を言う
- 全身が電柱のように直立している印象
- 面長、学者的な顔が多い
孤独に強くマイペース、自己完結的。表面的には分かりにくいが、胸に熱い情熱を秘めていて、理想主義的な面もある。信念がいい方向に向かえばリーダーシップを発揮できるタイプでもある。ただし、行動とのバランスをとること、考えただけで満足しないよう注意。
【1種の偉人】・・▽か▯の顔が多い。サブとの組み合わせによる性質の違いも見ていくとおもしろい
- 芥川龍之介(1-8)
- リンカーン(1-9)
- 野口英世(1-9)
- ニコラ・テスラ(1-4)
*フリーエネルギーですね(ニコラ・テスラと世界システム。フリーエネルギーは実在する!? )
ちなみに、エジソンは5-7。
[2種(イメージタイプ)]
*2種の名称のみ、名越先生のシミュレーションタイプから変更しています。
- 1種同様、理性・公平さを重視
- 思考タイプだが、言葉よりもイメージ力が強い
- 足元の現実でなく、つねに遠くのほう・未来を見て夢見がち
- 情報が頭の中にインプットされやすく影響を受けやすい
- 言葉で傷つきやすい、ホメ言葉に弱い
- 役割をコツコツとこなすことが得意
- 書道や茶道など、静かな趣味に惹かれる
基本的には受け身タイプで、他人の考えを正確に理解することに長けている。ゆえに、他人に言われたことを重く感じるところがある。考えが行き詰ると胃腸の動きが鈍りやすい。前向きなイメージ、目標が設定できていれば元気になれるタイプ。
【2種の偉人】・・信長は意外ですが。鼻の印象が強い人が多い気も‥
- アインシュタイン(2-9)
- 夏目漱石(2-10)
- 織田信長(2-9)
- 手塚治虫(2-10)
消化器[左右]型
好き嫌いの感情が感受性の中心。胃腸にエネルギーが集中しやすい。同じ感情でも、3種が表に出やすいタイプなのに対して、4種は内向しやすく感情豊かには見えにくい。が、4種も感情の占める度合いが高いことは共通している。人間関係で緊張感を和らげる。理屈は分からなくても使い方は分かる。
[3種(バランスタイプ)]
- 食べることが好き。楽しいにつけ悲しいにつけ何かと食べる
- カラフルな色合いが好き
- 集団の中で調和をとれる、雰囲気を和ませる
- 好き嫌いがはっきりしている
- 感情の起伏は激しいが、あとに残らない
- なで肩、背中丸い
- 全体的に小造りで、丸顔で柔らかい印象
食べることで心身のバランスがとれる。ちょっとミーハー(古いか)。無意識的なコミュニケーションが上手で、周囲を和ませるキャラクターだけに、不安やストレスを抱えていても周囲には分かりにくいことも。外面と内面のギャップが大きくなりすぎないように。
【3種の偉人】・・みんな丸い(笑)
- モーツァルト(3-10)
- パブロ・ピカソ(3-7)
- マリリン・モンロー(3-10)
[4種(ミステリアスタイプ)]
- 感情があまり表に出ない
- 穏やかでニコニコしているように見えやすい
- すべての事柄に、清潔感重視
- 自分の意見より、人の意見を優先する
- 嫌いなものはハッキリしているが、好きなものはあいまい
- 何かあると食欲がなくなる、下痢しやすい
- ファッションセンスがよい
- いかり肩で背はまっすぐ、胸板は薄い
感情表現は苦手だが、人の感情を受けとめる、癒す力がある。感情を溜め込みすぎず、自分の中の「幸せになりたい」「こうしたい」といった気持ちを大切に。泣ける映画を見たり音楽を聴くことでも発散できる。
【4種の偉人】・・ある種の美意識を感じさせる
- チャップリン(4-10)
- 宮沢賢治(4-9)
- ヴィヴィアン・リー(4-10)
呼吸器[前後]型
利害得失が感受性の中心。胸にエネルギーが集中しやすい。疲れると胸が緊張しやすいため、腕組みすることが多い。座ったまま居眠りするのが得意。前に進むことでエネルギーを発散する5種と、何かを飛び越えるイメージの6種。
[5種(アクティブタイプ)]
- ものごとを合理的にテキパキと決める
- 割り切りや決断が早い
- 一か所に落ち着いてじっとしているのが苦手
- 行動しながら考える
- にぎやか好き、目立ちたがり屋で、人が見ているとつい気取ってしまう
- 身体の線がキレイに見えるシンプルな服が好き
- 筋肉がしまったスポーツマン体型で、胸を張った姿勢が多い
運動選手に多い。損得が判断基準で合理的だが、基本的には直感をもとに判断している。軽やかにやっているように見えて、深刻な場面が苦手なところも。このタイプは、ずっと同じ行動を繰り返すのに向いてなく、いくつかの行動を同時にする方が集中しやすい(本も同時に違うものを読んだり)。身体を動かすことでもっとも発散できるタイプ。
【5種の偉人】・・前に前に、進んでいく
- ジョン・F・ケネディ(5-2)
- スティーブ・ジョブス(5-1)
- ブルース・リー(5-9)
[6種(ロマンタイプ)]
- 夢を胸に秘めたロマンチスト
- 肩に力が入るとうまく行動できない
- 単調な毎日が続くと、突発的な行動に出たくなる
- イベントや祭りごとが好き、引っ越し好きも多い
- フレンチカジュアルな服装が好き
- 疲れてくると、息苦しい感じがする
- ちょっと猫背気味で、お尻が薄い
論理的ではないが説得力がある話ができる。熱い言葉を語ることが得意な一方、内向的で傷つきやすい面がある。日常に息苦しさを感じ、ルールや規則をちょっと破りたくなったりする。創造的(クリエイティブ)なことや非日常的な場面でエネルギ-を発散できる。力を抜いて行動するコツを覚えるとよい。
【6種の偉人】・・日常の現実を飛び越えるような感覚・資質を持つ。6種は三白眼が多いと言われる。こう見ると、鷲鼻もかな?
- ジョン・レノン(6-2)
- 高倉健(6-4)
- C.G.ユング(6-10)
泌尿器[ねじれ]型
勝ち負けが感受性の中心。ねじる動きで身体のバランスをとる。同じ姿勢をして疲れてくると、立ち上がるときに腰が重い感じがする。ずっと座っていると、知らないうちにだんだん身体がねじれてくる。腎臓に疲れが出やすく、湿気が苦手。他人から言われたことに無意識的に反発しやすく、謝るのが嫌い。
[7種(パワータイプ)]
- 人情に厚く、義理堅い
- 勝ち気で、目の前にエネルギーをぶつけるものを必要とする
- 表現が大げさ
- 身体を大きく見せられるような服装やアクセサリーを好む
- イビキをかくことが多い
- 太くて低めのいい声をしている
- 骨や胴体が太い、がっちり体型
武術家、格闘家に多い。闘いの中に自らの価値を見出すことに向いている。何事にも手ごたえや実感を求めるため、言いすぎややりすぎになってしまうことも。その一方で自分の本心は素直に言えない人が多い。エネルギッシュなだけに、とくに感情のバランスには注意だが、積極的な面は活かしていくが吉。
【7種の偉人】・・みな闘ってます
- モハメド・アリ(7-1)
- キング牧師(7-10)
- 豊臣秀吉(7-5)
- 三島由紀夫(7-6)
[8種(ボランティアタイプ)]
- 人がやらないことをあえてやるようなボランティア精神がある
- 自分自身の勝ち負けより、集団の勝利を重要視する
- 権威を嫌い、自分を犠牲にしても尽くす
- 困難な状況の方が生きている手ごたえを感じる
- 褒められても素直に喜べない
- 寝返りをひんぱんにうつ
- 上半身より下半身の方にボリュームがある
弱者に共感しやすく、献身的に行動できる。表からは分かりにくいが、権威や体制とかを想定して戦っていることも多い。ある種、神聖なものを身近に感じやすい。変わったものが好きな人も多く、ガンコな面もあり集団行動は苦手。冗談もひとひねりしているので誤解されやすい。素直な表現を心がけるとよい。
【8種の偉人】・・苦境に強く、自然に人のために行動する。同じ体癖とはいえ、似すぎの方を発見。あと、肌の皮が薄いか( ´∀` )
- マザー・テレサ(8-10)
- ナイチンゲール(8-1)
- マハトマ・ガンジー(8-2)
- カール・ロジャーズ(8-2)
- 徳川家康(8-10)
生殖器(骨盤)[開閉]型
愛憎の情が感受性の中心。 世話好きで人の面倒を見たがるが、自分が人に世話になるのは好まない。原始的・本能的な体癖とも言われ、直感が冴えているタイプ。9種が空間を外側と内側に仕切る(狭い空間が好き)のに対して、10種は自分に注目が集まる場で空間を包み込むイメージ。
[9種(マイウェイタイプ)]
- 何かに打ち込む、集中力が高い
- 何事も徹底してやらないと気がすまない
- 直感で判断するのが得意
- コレクション趣味がある
- 疲れると脚を組む癖がある
- 全体がよく見えるような隅っこを好む
- やせて見えるが、見た目より体重は重い
凝り性で完璧主義の職人タイプ。一点集中型のため孤独を必要とすることがある。役割的には仕切り型、プロデューサーに向いていることも。建前よりも本音や真意にこだわるタイプ。それゆえに視野が狭くなることも。時には人の意見を聞くことも覚えると幅が広がる。
【9種の偉人】・・オリジナルな考え、体系をもつ天才型が多い。顔のパーツも中に寄りやすい
- バッハ(9-8)
- S.フロイト(9-8)
- 岡本太郎(9-3)
- ガリレオ・ガリレイ(9-1)
[10種(マザータイプ)]
- みんなで集まると、自然に場の中心にいる
- 世話好きで気前がよい
- 他人の面倒見はいいが、身内の扱いは下手
- 食事は大勢でいろんな種類のものをたくさん食べるのが好き
- 大の字になって仰向けで寝ると気持ちいい
- 目鼻立ちが大きい
- ウエストのくびれがハッキリしているが、お尻を横から見ると意外と薄い
人の世話をすることが上手で幸せにつながるタイプ。9種と違って、すべて面倒みるという包容力があるが、距離が近いと関係がとりづらいことも。「外面はいいが家では・・」というとき10種を疑う(笑・・外でかっこよくなるタイプ、とも言える)。すべて背負おうとせず、時には人に任せること、自分のケアをきちんとすることも大切。
【10種の偉人】・・存在感、華(はな)がある
- ベートーベン(10-7)
- オードリー・ヘップバーン(10-3)
- 勝新太郎(10-6)
- 尾崎豊(10-6)
*自分なりの測定はしていますが、まあ、あくまで推測ですし、こういうのは見る人によっても少し変わってくるとも言われますね。
<過敏型(11種)と遅鈍型(12種)>
1種から10種が偏り傾向の種類であるのに対して、11種と12種は身体の反応のしかたの敏感さの程度の大小を表す。
外部からの刺激や情報に対して敏感に反応しやすいのが11種の過敏型、反応の出にくい人が12種の遅鈍型と呼ばれる。10種までとは別の分類として、どちらの傾向が強いかでみてよい。
[11種]
からだの反応が過敏なタイプ。ちょっとしたことですぐ体調を崩すが、大病にはなりにくい。他者との共鳴性が高く、相手の意識や身体状況を感じ取りやすい。人に軽く見られたり扱われたりしやすい。密着した人間関係が苦手。
基本的に「がんばる」ことが合いにくい。行動を起こすときに一歩待って動くと楽。存在感のある人には素直に頼るとよい。
*11種については、下記の片山さんの本に詳しい。片山は、時代の傾向として、近年こうした過敏な体質が増えていると見ている。過敏体質は情報に反応しやすいが、すぐに抜けていく傾向がある。人類史上、例のない多量の情報にさらされている中の一つの適応パターンとも捉えられる。
[12種]
身体の反応が全体的に鈍く、無病型とも言われる。日常的には元気で病気をしないが、症状が表面化したときには大病になってしまう傾向が強い。
*この11,12種の分類はアーユルヴェーダの体質論とも少し似ている。個人的には、10の体癖にアーユルヴェーダの体質分類をプラスすると、タイプ論(の中の気質的なもの)としては申し分ないと思う。
体癖による相性について
基本的には、同じ体癖同士は感覚的に分かるので楽な関係になりやすい。
また、単純に相性が良い悪いというよりも、自分が好きな人と嫌いな人が同じ体癖だったりもするので、自分が過剰に反応しやすい体癖という見方もあるようです。
体癖ですべて決まるわけではないが、基本的な相性はある程度避けられないものがあるので、むしろ距離感が大事。とくに9種、10種の場合、親子などの近い関係では葛藤が起きやすいと言われる(愛憎という感受性、強い個性も多い)。
そのほか、9種は3種に弱い(やられやすい)など、細かく見ればいろいろあるでしょう(もう少し知りたい方はやはり参考文献を)。ただ、私自身は生活の中では、相性はあまり気にしたことはありません。
自分が理解しにくい人や、身近な人間の個性を知っておくことで、楽に考えられるようになった、というのが大きかったと思います(あと自分自身の見方について、特に「過敏体質」に救われた)。
人間の観察・洞察という意味では実用的かつ奥深いので、興味のある方、また援助職の方などは詳しく見てみるといいと思います。
自分の持ち味を活かすためにー身体として生き方をみる
自分がどの体癖に当てはまるか、に興味を持つ方は当然多いと思いますし、それももちろん面白い。ただその上で、自分の特質を活かして生きていくための術(すべ)をいかに身につけていくか。
その「体術」(片山さんの「気ウォッチング」より)は一人ひとり違うものでしょう。
体癖という見方も「あるがままの自分」を体感としてつかんでいくためのものとして、また、人それぞれの違いを受け入れやすくなるものとして、役立つものであればいいと思います。
ー参考文献ー
名越康文(2005)『名越式!キャラ分かり』 宝島社
精神科医の名越先生の本。ここでも体癖の名称など使わせていただきました。
野口晴哉(2002)『整体入門』 筑摩書房
体癖の基本的考え方や体癖と生活などについてなど、分かりやすくまとめられています。
片山洋次郎(2007)『身体にきく―「体癖」を活かす整体法』 文芸春秋
この人のスタンスや文体が好きです。体を使った「体癖チェック」の方法や、体癖の相性、体癖によって違う「介護するときのポイント」などもあって、病院関係者にもおすすめです。
*片山さんで最初に読んだのはこの本⇩、「気・エネルギー」の「共鳴」で世界と人間をとらえていて、読むだけで脳が活性化される。過敏体質についても詳しい。表紙と副題は、内容同じの単行本が断然いいと思う。ともに絶版、中古のみ・・もったいない。
人間のタイプが分かるのが体癖。そして、
自分の今の状態と可能性を知ることができるのが「チャクラ」です。
自分の人生、魂の理解という点では、数秘術。カウンセリングにも役立つ人間理解の到達点とさえ言えると思う。
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