セルフヒーリングにいかすー感情解放としての「物語」の魔法




この世に物語が存在するのは、それが人間の心の生存に必要不可欠だからだと思います。

少なくとも、自分にはそうでした。

優れた物語をはじめとした人間の創作物、とくに自分の心と共鳴したものには、それだけの力があるものでしょう。

 

物語から潜在意識の感情を解放する

 

感情がとくに反応するような話には、自分自身の何らかの傷や痛みが反映されています。

物語と出会うことによって、自分の内に存在する感情に初めて気づくこともある。

意識的にその感情を見ていくことで、癒し解放することにも利用できると思います。

 

例えば自分の場合、昔見た萩尾望都さんの「訪問者」。

この話は、子ども時代、心のどこかで「居場所がない」ような存在の不確実さを感じた人には非常に心に来るでしょう。

少なからずの人が感じるもの。親自身もそうだったりしますが、こういう体験を強く「意識」した、できた人は、何かを探し始めます。

それが、癒しの一つのスタート地点になる。

 

また、物語から読み取れる反応する感情には、今世ばかりでなく、過去生の影響が強い場合もあります。

自分の場合は、おそらく「進撃の巨人」のユミルの話がそうです。

過去生の中で、人のために生きようとしてきたことがけっこうあって(影響が残ってて)、ユミルの話は非常にそことリンクします。

そのせいでしょうが、進撃の中でもユミルの話は泣けます(まあ大概泣きやすいんですが💧)。

これも、少なからず人間が持っている原型の一つかな、と思います。

 

感情が強く反応するときには、ルーツがあるもの

 

自分自身の反応しやすい感情を今世、過去生とからめて見ていくと、けっこう一つ一つにルーツ(過去の原因となる体験)があることが分かります。

過去生だけでなく、広くとらえれば人類のDNAに刻まれたものに行きつくかもしれませんね。

*見ていって癒す方法は、ふつうに過去を振り返ることから、オーリングで特定する、アロマで感じる、などいろいろあるでしょう。カギは、自分の中にあることに気づいて感じること。

 

感情解放というと、ふつうは人間関係から見ていくのですが。

フィクションから感じる自分の感情も、一つのセルフヒーリングの目安になるんじゃないかな、と思います。

 

フィクションであるがゆえに、エッセンスが凝縮されている。そして、純粋に自分自身と重ね合わせることができる。

それが物語の持つ魔法の力であり、だからこそ、受け手の心によってその力が発動され、時にそのへんの現実よりも、ずっと強く深く心に作用するものなのだと思います。

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