性器と肛門の間あたりにあり、魚でなく赤色のエネルギーを取り入れます。
生きていくうえで欠かせない大切なエネルギーです。すべてのチャクラのベースとなり、ベースチャクラとも言われます。
このチャクラがしっかりと正常に回ると、元気で活力と行動力があるため、自立し経済力も高まります。
第1チャクラが弱かったりして正常に働かないと、肉体的にはいつも疲れがちで元気がなかったり、性器や肛門などの病気や、足にケガをしたり痛みがでることもあります。
足に問題を抱える人は、家系の問題を抱えていたりする場合があり、自分らしい自由な人生を送れなかったりすることがあります。
また、「地に足つけて生活する」 と言いますが、足のエネルギーが弱いと、色々頭で考えても実行できなかったり、日常生活がしっかりとできていなかったりします。
私にもその傾向がありましたが、スピリチュアルなことに関心があるような人は、どうしても意識が頭のほうに偏ってしまい、現実的な生活がおざなりになることがあります(-_-;)
しかし、第1チャクラをはじめ、生きていくのに欠かせない現実的なエネルギー(第4チャクラまで)が整わないと、第5チャクラより上の精神的な能力も十分に発揮できません。したがって、まず初めに整えていくべきチャクラであると言えます。
第1チャクラと心の発達について
このチャクラは、お母さんのお腹の中にいる時から幼児期にかけて成長するため、その時期に両親の仲が悪かったりして、お腹の赤ちゃんに愛情をそそげなかったりすると、チャクラ自体が成長しにくくなります。
つまり自分の存在を否定するようなことを感じたり言われたりすると、第1チャクラに影響します。自分という存在への基本的な安心感に深く関わっているということです。
心理学でおおむね乳児期に形成されるとされている「基本的信頼感」に関わるチャクラであると言っていいと思います。
このチャクラは、生まれたときには基本ができていると言われています。つまり生まれる前から形成されているということになり、基本的信頼感の形成は生まれる前から始まっていると考えていいと思います。
それゆえに、家系の問題や世代を超えたカルマの問題を表しやすいものであるとも言えるでしょう。
第1チャクラを開き整えるために
第1チャクラがうまく成長できなかったからといって、それを変えていくことが無理ということはありません。他のチャクラもそうですが、人生の中でのいろんな出来事や出会いを通して修復され成長していくこともあるでしょう。
第1チャクラの問題には、運動や生活リズムを整えるなどの現実的な対処も大事と言われます。
また、チャクラのヒーリングが助けになることもあるでしょう。
ただ、私もそうでしたが、このチャクラがもともと強くない場合に、はっきり分かるほど変わっていくのはそう簡単なことではないのも事実です。
根深い問題にはとくに、チャクラに関連している感情やエネルギーを解放することが大事になることも多いでしょう。潜在意識の浄化がきちんとできると、それがカルマの解消につながると言えます。
第1チャクラが整うと
第1チャクラが整ってくると、地に足がつき、深いところでの安心感が得られるので、物事にあまりくよくよしなくなります。身体的にも元気になり、行動するパワーが出てきます。
したがって、自分の思いや理想を現実に形にしていくための、もっとも大切な基盤となります。
スピリチュアルなことへの関心は、ともすれば、肉体を持つ現実の自分から離れたものになりやすく、悪く言えば、現実生活からの逃避になってしまうことがあります。しかしそれでは、自分自身を大切にしていくことにはなりません。
次の言葉のように、自分自身を成長させていきたいと思うのであれば、やはりその基盤を整えることがまずは最も大切なことになります。
実際多くの人にとって個人的な進化とは、「高次」のチャクラを発達させることではなく、むしろ「低次」のチャクラの中により深く”落ちていく”場合であることが多いと言えます。
ードナ・イーデン(2014)『エネルギー・メディスン』
ナチュラル・スピリットp227ー
ヒーリングの可能性を追求していくうえでは、目に見えない世界の神秘を強調するのでなく(確かに目に見えないから面白い部分はあるのですが)、生きていく根本を整えることの重要性にもっと焦点を当てていく必要があると思っています。
チャクラ全体の説明についてはこちら。