以前にも数秘術の記事を書きましたが、もう少しその、「本質的な意味と使い方」について書いてみたいと思います。
ネットで数秘を見てみると、全部じゃないけど、安易な占い?に見えてしまって、ちょっと違うのでないかなーと思ったので😅。
人間は何のために生まれ、どこへ向かっているのでしょうか?
私たちは皆、本能的に人生の意味や目的を探し求めています。そして、この探求を通してのみ、人の精神は成長していきます。
ーダン・ミルマン [魂の目的]ソウルナビゲーション 序文よりー
数秘は見方に気をつければ、こうしたことー平たく言えば、なんでこうなったか、どう生きたらいいかーについて、大きなヒントを与えてくれるものだと思います。
目次
数秘術とは
その歴史と考え方
数秘術は、古代ギリシャの数学者ピタゴラスが創始したと言われています。数学者だから統計的にまとめた、というわけではなく、上記の本でも次のように書いてあります。
彼は、人間が誕生するずっと前から存在する周期、パターン、エネルギーの波動を語り、人生を支配する偉大な法則を明らかにしました。しかし、この法則がどこから来たのか、何のために存在するのかは、今なお神秘のベールに隠されたままです。
ー[魂の目的]ソウルナビゲーションー
まずは、数にはエネルギー(波動)がある、というのが基本となる考え方。
数秘術は占星術と切っても切れない関係にあると言われています。それは、「惑星の持つ音の波動」と「数の持つエネルギー」が呼応していると考えられていたからのようです。
つまり、宇宙のエネルギー・理をどう読み解くか、ということでしょう。こっちの「科学」はけっこう弾圧にあってきたと思いますが。
*ちなみにですが、ピタゴラス派の教義は口伝で、事実上「秘密結社」を作っていたとも言われています。さらに、彼はかの「シュメール文明」の継承者である可能性があると(参考:それぞれの星には音があり、太陽系全体で和音を奏でているというピタゴラスの仮説 (1))。つまり、、この知識は「地球外」からやってきた可能性が充分ある、ということですね(小声)。個人的には、断然、そのほうが納得がいく感じがしますね。
ここはとっても興味深いですが、はい。では、気を取り直して(;´∀`)
数秘で分かること
数秘術の基本となる誕生数は、生年月日の数を一桁になるまで足したもので見ていきます。
名前のアルファベットからも、いろいろ分かります(魂の衝動数など)。
1.誕生数(軌道数)
今世の人生において、学ぼうとしてきているもの・性質。したがって、初めは苦手なことが多い。
この誕生数が数秘術のキホンとなるもの。自分の人生のエネルギーを形作る。
2.魂の衝動数
魂の目的。自分のより奥深くで求めているもの。
具体的な役割などではなく、内側で感じる「状態」に近いかも。
だいたい、「あーそうですね」と、うなづけることが多いと思う。
3.その他
人格数・・人から見られやすい自分・パーソナリティ
表現数・・能力、仕事などに関わる
成熟数・・成熟すると表れてくる性質
今年の数・・今年のテーマの参考
*この中では、とくに成熟数は重要かもしれないと思う。
4.条件付けの数
マンガラ・ビルソン「わたしを自由にする数秘」の中で出てくる「条件付けの数」。
若いころにとらわれやすい潜在的な数の質。
これは、生まれた月日のみを足して一桁になった数。
しかし、なんでこんなんに出るんでしょうかね~(もちろん、100%ではないと思うけど、かなり)。
たとえば、自分の場合は7で、これは頭での理解や精神性と縁がありますが、一方で、知ることへの欲求ゆえに現実から分離する傾向にあります。
したがって、頭とハートを統合させるのが課題になる、といった感じです。
ちなみに、マンガラさんは、条件付けの数を、「私たちのマインドというコンピュータを動かすOSのタイプ」とも言っています。
さらに、そこには子ども時代の経験はもちろん、過去生の意識も含まれているのだろう、と。
そうだろうと思います。いわば、一つのコンピュータにOSを何回も新しく入れ替えたとしても、もとは同じコンピュータで、どこかに以前のOSの痕跡が残っているように。
ま、コンピュータなら実際はあんまり残らないかもしれませんが、人間の場合は(特に未練が残るものが)刻印された状態で生まれてくるのだと思います。
で大事なのは、過去生を考えるのも、経験による縛りからもっと自由になるため。
それは、こうした恐怖が子ども時代のものであろうと、過去生からのものであろうと、今の人生における現実ではないと知る助けになります。
ーマンガラ・ビルソン わたしを自由にする数秘ー
数秘術の本質的な意味について
この数字の人はこういうタイプ、ではちょっと違うかもですね。
数秘の基本である誕生数がおんなじ人であっても、性格的には違うように見えることも多いでしょう。
たとえば誕生数「1」のテーマ、「創造と自信」ですが、人生の前半ではむしろ「自信がない」のに前に出ないといけないとか、その克服が課題となったりします。
つまり、自分のテーマ、潜在的な人生のパターン。
あるいは、どんなエネルギーと縁があるのか、を表していると言えるでしょう。
数秘術の本質は人間の「エネルギー」の質を見ること
この世はエネルギーで成り立ってるので、人間の性質や人生にもそれが表れるのは当然です。
数秘の本質は、数の持つエネルギーの性質から自分の本質・人生を理解すること、だと思います。
宇宙・大いなる存在の一部として人間を見る、そこから、人生の意味と航路を再発見するための手段、とも言える。
あくまで参考ですが、誕生数によって、抱えやすい悩みのテーマ、ニュアンスも確かにあるようです。
そしてそこに、経験して克服すべきテーマと可能性が存在すると思います。
もし、僕らがどこの港に向かっているかを知らなければ、どの風を待っているのかさえ分からない。
セネカ
人間の理解には、キホンとなる数の意味・イメージをつかむ
なるべく、本質を知っている人が書いた書籍などで知ることがおすすめです。
とくに、キホンの数字の性質、大まかなイメージをつかむこと。
植物が種から育つプロセスと重ね合わせるような見方も分かりやすいと思う。これは、ネットのどこかに載ってたような気がする💧。
あとは、自分自身はもちろん、他の人もある程度見てみることができれば、やはりイメージをつかみやすいだろうと思います。
援助職の人ならいろんな人をこの観点で見ると、一定の感触がつかめてくるのではないでしょうか。
エネルギーとして人間を見る、魂の色を理解する。そんな目的があれば、価値あるものだと思います。