悩みは、自分にとって大きなテーマであるほど、すぐに解決できないことも多いものです。
親との関係によるもの、恋愛・パートナーとの関係などの人間関係。あるいは仕事での悩みなど。
そんな時、なるべく右往左往せず目的に向かうために。
少し抽象的になると思いますが、最近、大切と思う一つの見方について書いておきます。
目次
悩みは理想と現実のギャップから
悩みは、「こうあってほしい」「こうなりたい」という理想や欲求と、「そうでない」と感じる現実にギャップがあるときに生まれます。
成長の原動力になるし、努力や対処法によって、解決できることもあります。
⇒理想に近づける方向
また、「理想」はもちろん、「現実」も自分の感じている認識なので、それを見直すというのもあります。
⇒今の自分を受け入れる方向
潜在意識の解放から見ると、今の自分がすごくイヤだったり、ネガティブな感情を抱えている場合は、それを先に解消するほう(後者)がいいと思います。
問題はすぐ解決できないことの方が多い
しかし、自分にとって大事な問題ほど、すぐには解決できないことのほうが多いものです。
そこには必ず、自分にとってのテーマがあります。
つまり、そこに「内的な成長」、あるいはカルマ(因果)に関わる問題があるということです。
*カルマの存在は、なぜかは分からなくても直面させられる課題があること、それも今世だけでなく、過去生の影響も知ることで納得し解消もしやすいということから、精神衛生上、役に立つものだと思います。
こういう場合、中長期的なスパンで見ていった方がいいときも多いでしょう。
悩んでる最中というのは、「あるべき状態」に届かない、そのギャップばかりに目が行ってしまいます。
そうなると、不足感のループになりがちです。
ここで意識してみるといいかもしれないこと。
それは、「自分の本当の望み」は何なのか、それを知ること、です。
問題のゴールを知ることが、ほぼ解決かもしれない
当たり前に思えるかもしれませんが、、たとえば人間関係で満たされない場合、満たされたい何かがあるわけですね。
それが本当にはっきり分かれば、問題の半分は解決しています。
それは、自分の望みとしての、問題の「ゴール」が見えているということです。
大事なのは「真の望み」を知ること
ここで、ゴールの条件が一つあって、それはこの望みが、自分の「真の望み」であることです。
つまり、具体的な願望というより「心の中」で感じること。
それは、ほぼ必ず自分への、あるいは他者との「愛」など、数少ない根源のテーマに最終的には絞られると思います。
カウンセリングや瞑想など、形は何であれ「自分との対話」は、そのために役立たせることができます。
また、感情を解放していく中で、ゴールが見えてくることは多いので、、
だから「潜在意識の感情解放」は真のゴールを知るという意味で、有効だと思っています。
まずは不足感はあってもいいけど、何を求めているかを知っている。
そして、それを自分で認めている。
そういう状態であれば、理想通りでなくてもけっこう大丈夫だと思います。
願望は奥深くみていく
これは、努力して自分を変えるわけでも、理想をあきらめるわけでもなく、むしろ理想や願望を突き詰めて見てみることが、自分を愛することにつながるのだろう、ということです。
引き寄せも、ないことはないと思うけど、よく言われるように表面的な願望に終わってしまえば、どこまでいっても終わりはないと思いますね。
自分の魂が、「これを体験して成長する」と決めてきたことがあるとしたら、すんなり行き過ぎると目的達成できないかもしれないですし。
何でも自由にできる世界から、魂として降りてきたのだとしたら。
この制限がある世界は、その中でしか体験できないことのある世界。
そこで自分がホントに体験したいことを知る。
それがあらゆる悩みの解決のスタートであり、同時に、もうほとんど、ゴールでもあると思います。