下から二番目のチャクラで、下腹部(ヘソから下約５センチあたり)、第２～６チャクラは前にも後ろにもあるので、腰の仙骨あたりにあるチャクラです。感情のチャクラとも言われ、オレンジ色のエネルギーを取り入れます。
このチャクラが正常に働くと、喜怒哀楽が安定しポジティブな感情や感動を感じやすくなります。
反対に第２チャクラのエネルギーが過剰になったり乱れたりすると、感情の起伏が激しくなり、怒りやすかったり落ち込みやすくなります。また、エネルギーが弱まったり止まってしまうと、感情が薄れ、何をやっても楽しくなくなったり、感動しなくなったり、無気力状態になります。
第2チャクラは欲求にも関わります。ストレスや負の感情を吐き出そうとして、いわゆる欲のエネルギーが必要以上に強く働くことがあります。
酒、たばこ、過食、過剰な買い物、性的欲求、仕事、恋愛依存症など、欲が強くなることでバランスを取ろうとします。
また必要以上にイライラしたり、人にフラストレーションをぶつけたりしてしまうこともあります。つまり、感情に左右され振り回されてしまいます。
あるいは、人と会っても疲れるので人と会いたくなくなります。無理が重なるとチャクラが回らなくなり止まることで身を守ろうとします。そうすると無気力になり、何もしたくなくなります。出方は違いますが、こちらも第2チャクラの問題と言えます。
第2チャクラの感情が処理しきれなかった場合、憎しみなどの感情が１チャクラと2チャクラの間の1.5チャクラにたまります。
肉体に影響すると、便秘をはじめ、お腹周辺や腰に病気や痛みが出てくることもあります。大腸や子宮、卵巣などの病気を引き起こし、また腰痛、ヘルニアになる人も多いと言われます。
また性的エネルギーと関わるので、過剰に性欲が高まったり、反対に性欲が無くなったりします。
とても重要なチャクラなのですが、現代社会のストレスや、特に日本では必要以上に感情を抑えがちな文化のせいか、このチャクラがよい状態の人というのはけっこう少ないです。
第2チャクラと心の発達について
第2チャクラは幼少期に成熟し始め、幼稚園くらいまでに確立されると言われます。最近の発達心理学では、基本的な感情は６ヶ月くらいにはほぼ出そろい、その後３歳までに共感や誇りなどの複雑な感情が発達すると言われています。
幼児期の子どもは、ちょっとしたことに驚いたり感情表現が豊かですが、その時期に感情のチャクラが活発に働いていて、感情が育っていっているということです。
この時大事なのは、親が子どもの感情を無視せず認めたり、一緒に分かち合うことです。危険なことは別として、子どもの好奇心を大人の基準で抑えすぎてしまったり、親が感情的に接していると、チャクラも十分発達できなくなります。この場合、親の方も第２チャクラの問題があったりするので、これも親子で引き継ぎやすい問題と言えます。
実際、幼児期から大人になるまでずっと第2チャクラが機能障害であることも決して珍しくないようです。自分では気づかない感情の乱れや無気力状態も多く、それが人との関わり、仕事や恋愛などに大きく影響してきます。
第2チャクラが整うと
感情のエネルギーが安定しパワーがついてくると、感情が穏やかでかつ豊かになり、感動も感じやすくなります。恋愛をしているときは、第4（ハート）チャクラとともに活性化されます。
また感情に振り回されなくなるので、落ち着いて物事に対応できるようになります。
腹（丹田）に力がつき、潜在意識の力が活性化されるので、人間関係、趣味、おいしい料理など、自分に喜びを与えてくれるものを直観的に選び、より楽しめるようになります。
創造性も活発になるので、どんな分野においても何かを作りだす、クリエイトしていくことに情熱と力を発揮しやすくなります。
自分自身の経験でも、第2チャクラに力がついてくると、どちらかというとドライだった感情を一段深く感じるようになったと思います。そのためか、以前よりも正しいか間違っているかといった判断と、人の気持ちを分けて考えて行動できるようになってきた感じがします。
特に生活が変わらなくても、感情が豊かになることで、幸せも感じやすくなります。人生なかなかそうはいかない時もありますが、自分らしく、感情豊かに人生を味わいたいものだと思います。
＊チャクラ全体の説明はこちら。
