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人間関係の悩みを根本から解決するために
人間関係の悩みをどうとらえるか
「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」というのは、「アドラー心理学」のアドラーの言葉らしいですね。
確かに人間関係は、日常生活の中で感情をもっとも大きく揺さぶる問題でしょう。
たとえば、職場の人間関係。「なぜあの人は自分にばかりきつく当たるのか?」「なぜあんなに一方的に決めつけるのか」とか。
あるいは「私は他の人と違う。なじめない」。また「自分は人から認められない」。
もちろん他にも、家族の関係、恋愛関係。ずっと繰り返してしまう苦しい関係。当然、身近な関係ほど大きなストレスになることが多いでしょう。

こんな時どうしても、相手に目がいってしまうものなのですが、根本から解決したいときは、まず少し目線を変える必要があります。
相手が悪い、または自分が悪いでもなく。どう行動したらいいだろう(もちろんそれも必要ですが)、でもないのです。
繰り返しますが、「根本から解決したい」のであれば、カギとなるのは、、実はそこにある自分の感情にどう目を向けるか、なのです。
根本的に解決するためには、潜在意識の感情を癒す
なぜなら、、人間関係での悩みや苦しみは、自分でも気づきにくい潜在意識に「癒されてない感情がある」という明確なサインだからです。
何よりもそういう目で見て、その感情を癒し解放することで、人間関係の問題も自然と解消するからです。
つまり、人間関係の問題、その苦しさをほんとうに解決するためには、「その関係における、自分の感情」をなるべく根本から癒すこと。それによって、「問題そのものがなくなる」ということです。
「感情を癒す」ことで、なぜ問題が解決するのか
それは、人間関係で問題があるときは、問題が起こるような何かの心のフック(鉤(かぎ))が必ず自分の中にあるからです。
そして、そのフックとは、自分が持っている何らかのネガティブな感情なのです(これを「コンプレックス(感情のからみ)」ともいいます)。それは往々にして、過去の人間関係(親子関係など)にルーツをもつものであることも多いです。
しかも、この感情は通常自分が持ってると気づきにくく、解放して初めて感じられるものであることが常です。たとえば分かってもらえない怒りや悲しみだったり、自己否定だったり・・。
つまり、潜在意識の感情なのです。だから、「ああ、そういうのあるかな」と頭で分かってても解放は難しい。頭では、「解消したつもり」でも潜在意識(身体)に残っていることはよくあります。
だから一歩踏み込んで、「きちんと感じると同時に癒す」ことが大切になるのです。
とくに大人の人間関係の場合、たいがい相手に100%原因があると思う時でも、この潜在意識の感情をきちんと癒すと変わるのです。
自分の何らかの嫌な感情を刺激してくる相手。結局、刺激されて痛むのは、そこに気づいていない、癒されていない感情があるからなのです。

怒りが出てくるのも自然なことです。でも誰かを責めてもやはり解消はできない。もっと自分自身を大切にし深く癒していくことができればいいのです。
かんたんそうでいて、これが、普通はなかなかできていないことだと思います。
だから逆に怒りがあるのであれば、それにきちんと気づくのがスタート。そしてそれを癒す。その奥にある感情も癒していく。
非常にシンプルな問題なのです。
というわけで、その感情が癒えると、問題となる関係を引き寄せていたエネルギーが消えると、問題がなくなるということです。
潜在意識の感情を癒すための方法
さて、感情を癒すことの大切さを書いてきましたが、ではどうすればいいのか?
もちろん、いろんな方法があるでしょう。
カウンセリング、瞑想、内観、また最近ではEFT(感情解放テクニック)などもありますね。
その中でも、「潜在意識の感情を癒す」ことに関しては、その「即効性と深さ」において自分が群を抜いていると思うものがあります。
それが「感情解放アロマ®心理セラピー」です。
もちろん、問題の性質や抱えている、チャレンジしている課題によっても変わってくると思います。ただ、実際やってみて驚くことに、とくに人間関係に関しては、1回の解放で問題が大きく変わることも珍しいわけではないようです。

感情を癒すと起こること
1.「相手が変わる」
感情解放すると、その問題の相手が「急に優しくなった」ということがあります。なぜこういうことが起こるのか?
それは、自分の捉え方が変わることによって、相手が「変わったように見える」こともあるでしょうが、実は実際に相手が変わることも多いと思います。
それは、その関係の中で引き寄せていた、自分にとって嫌な部分を「引きよせなくなる」からと言ってもいいし・・
もっと言うと、自分が癒されると同時に相手も癒される、と考えたほうが実際に近いかもしれません。
一見「え?」と思われるかもしれません。しかし、こう考えると分かりやすいのではないでしょうか。たとえば、「親が安心すると子供も元気になる」のと同じ原理なのです。表面的なところより、潜在意識でのつながりのほうが強いのですね。
もちろん、よい関係になる場合ばかりでなく、自然と離れていくといったこともあるでしょうが、全体として自分が癒されていけばいくほど、人間関係のことは問題でなくなっていくと言えます。
2.「気づき」が生まれる
もう一つ、大事なことがあります。それは「気づき」です。
感情を解放したとき、何らかの気づきが得られることが多いのです。
それは過去の原因についてかもしれないし、自分が「何にとらわれていたか」に気づくことかもしれません。

いずれにせよ、「自分を受け入れる」ことにつながることでしょう。
逆に、この気づきがないと根本からの変化は難しいとも言えます。
問題を解決し変わっていけるかの大きなポイントは、問題を自分の成長のための学びとして見ることができるかどうか、だからです。
楽洛感情解放アロマの優れているところの一つは、この気づきが自然と起きてくる状態になる、ということです。
過去の感情は、「今」解決することができる
私は、人間関係の問題は、その多くが過去の親子関係(もちろん親子に限らないが)にその起源がある、と考えたフロイトはやはり偉大だったと思います。
過去に経験した感情やエネルギーの影響はある、という点で。
アドラーの言うように、「自分の選択」の問題と捉える見方も一理ありますが、「根本から解決し、自由になる」ためには、過去の影響はやはり無視できない、と思います(けっこう過去生も含めてーこれがまた時として大事になるのですが・・ここでは置いておきます)。
ただ、最近はこの考えは人気がないようです💧。
その大きな理由は、「原因が分かったとして、今の問題を解決できない」ことが多い、という現実でしょうが、それはこれまで「解決するための方法が分からなかった」だけ(・□・;)のことかもしれません。。とくに、誰にとっても「難しくなく」、しかも「効果が速く深い」ものという意味で。
私自身、今の方法にたどりついたのは比較的最近のことですし。
*あと、この考え方はもちろん「すべて親(という立場)が悪い」と誰かを責めるものではありません。むしろ、そういう感情を解放したいときにも役立ちますね^^。
いずれにせよ、大事なのは問題をどの程度根本から変えうるか、その可能性が高いものを追求することだと思います。もし、過去の影響など考慮しない、という方法論があって、それがもっと効果的なことが確実であれば、自分は前言をひるがえして考えを変えるでしょう(笑)。
キホンは感情や身体の声を聴くこと
もちろん、「過去を考慮しない」と謳っている方法で有益なものもあるでしょう。
感情解放も、すべて親子関係にルーツがあるというわけではなく、大人になって感じた感情、最近のものも含めて、「解消できていない」ものを解消していくということなので。
解消できていないものは、つねに今にあって影響していますから、すべて今の問題といってもいいわけなのですが。
ただ、、過去から「気づき」を得る意味からも、そもそも身体に感情が残る(のですね~)ということからも、やはりそこは見ないわけにはいかないでしょう。
・・人間関係の話から過去の影響の問題になってしまいました😅が、少なくとも、そのときの人間関係の問題だけを見ていては解消できないことは多いだろうと思っています。
まずは、そこにある自分の感情に深く耳を傾けること、それができていけば自ずと、一段深い解決が見えてくるということだろうと思います。